報告の順番。
こんにちは。
ミセスコンサルのえむさんです。
今日は
報告の順番
についてお話しします。
アルバイトでも社員でも
入社すると先輩、上司と
関わることになります。
俗にいう平社員が先輩です。
経験の差はあれど
立場待遇が同じであれば
「同僚」といいます。
係長、課長、部長などの
「長」が上司となることが多く
専務取締役、代表取締役などの
「役員」は雇う側の人間で
上司とは呼ばないことがほとんどです。
現場と兼務していない限り役員は
直接連絡を取るべき人ではありません。
直属の上司(ちょくぞくのじょうし)
とは自分が属する組織の中で
立場が上の人を指します。
営業部戦略課であれば
課長が1番近い上司
その次が部長です。
報告は自分に一番近い
下から順番に上げていきます。
相談も同じです。
アルバイトであれば
バイトリーダー、社員
店長、エリア担当、本社
といった流れです。
プライベートな相談は
仲の良い人でいいですが
仕事の相談は順番を飛ばすと
大きな問題へと発展します。
店舗社員に言わずに
エリア担当や本社に上げる
ということは店舗内で収まらない話
と受け取ることが出来ます。
問題の報告でこれをしてしまうと
店舗での対応について
聞き取りや調査が入りますので
現場社員は寝耳に水とばかりに
慌てふためくことになってしまいます。
現場で解決出来る問題は
現場で対処してから上に報告し
現場では解決出来ない問題は
現場責任者が更に上に報告します。
店長からのハラスメントなど
現場の外に出さなければならない場合も
いきなりトップに相談するのではなく
やはり下からが無難です。
店長の1つ上の社員が誰に当たるか
会社の組織図を把握しておく
必要がありますので
連絡網を確認する
上司に確認するなどして
連絡先を控えておきましょう。
最近はコンプライアンス違反を
厳しく取り締まる風潮があり
相談窓口を設けている会社も多くなりました。
電話番号やメールアドレス、LINE
どの媒体で連絡すればいいか
早めに確認しておいて下さい。
いざ困ったことや辛いことがあったとき
どうしたらいいのかわからないでは
問題の解決まで時間が掛かってしまいます。
立場や役職を飛び越えた連絡は
「非常識」とされることもあります。
アルバイトが仕事に不満を持ち
せっかく勇気を出して出来るだけ上に
改善案を報告、相談した際
「店長には言った?店長はなんて言ってた?」
と返されたとしましょう。
「言っても通じないと思うので言ってません。」
これではただの陰口です。
〜だと思うは主観でしかないので
正しい手順を踏まない言い訳に聞こえます。
出来ることをしていなければ
「まず店長に伝えてみて。」
とまともに聞いてもらえない可能性があります。
「〇月〇日に店長に伝えたところ
1ヶ月間改善されなかった為
ご連絡させていただきました。」
と具体的に連絡に至った理由を示し
報告の位を上げていくとスムーズです。
立場が上になればなるほど
責任が広い範囲に及びます。
まずは最小範囲から尽力し
手が足りなければ範囲を拡げる。
本来はそれぞれの立場から1つ上に
報告が上がっていくのが正しい形です。
相談、報告の順番を知っていると
上記のように「あえて飛ばした時」
の話し方が変わります。
何も知らずに小さな問題を
大きくしてしまうことがないよう
「報告は下から」
と頭に置いてみてください。
聞く方も真剣になるので
問題解決が早くなりますよ😊
最後までご覧頂きありがとうございました。
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