ミセスコンサル

仕事を楽に。自分を楽に。

適応障害について

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こんにちは。

ミセスコンサルのえむさんです。

 

深田恭子さんの活動休止で

取り上げられている

適応障害について

私の体験談をお話しします。

 

 

大まかな症状

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環境やストレスなどにより

体に不調が現れる病気です。

 

その名の通り

職場や学校、自宅などの環境に

「適応出来ない」状態を示します。

 

私が明確に診断されたのは

5年前、30歳の時です。

 

仕事に行きたくないと思い始めるのと

同時期にまとまった睡眠がとれなくなりました

1~3時間で悪夢から目が覚めるのを繰り返す日々。

 

お腹も空かなくなりコーヒーとお酒で

生きていたため、数ヶ月で

5キロ程体重が落ちました

 

さすがにヤバいよね?と

心療内科に行きましたが薬を出されるだけ。

 

そのまま半年程は

働き続け、悪化していきました。

 

仕事に行こうとする朝に

頭痛、腹痛、吐き気などが現れ

職場では勝手に涙が出るなど。

 

処方された精神安定剤を飲みながらの

仕事はかなり無謀だったと今では思います。

 

自分を傷つける衝動や怒りを抑える為の

薬なので兎角考える、動く事が制限されます。

 

不安感に対して急速に効くので

些細な事でも心がグワッときたときには

ラムネの様に容量を守らず服用していました。

 

そして短期記憶障害に。

 

上司の指示に返事をしたものの

数分後には全く記憶にありません。

 

昨日食べた物、出かけた場所

スマホのフォトアルバムを見て

 

「え?何これ?いつ撮った?

何食べた?何話した?」

 

つい最近の事を一切覚えていない

ということが頻発してからついに

命の危険を感じたのです。

 

外に出てから

「なんでここにいるんだろう?」

となってしまったら大変です。

 

療養に向き合えたのはそこからでした。

 

寝る、食べる、笑う

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初めは何も出来ない自分に

苛立ち、絶望し、塞ぎ込む日々でしたが

まずは薬を変えました。

 

ただ落ち着く気持ちになるものではなく

心身共にシャットダウンするような

強い薬にし、用法容量を守ります。

 

そして無理にでも寝る

 

お腹がすいたら

食べたい物を食べる

 

朝夕、薬を飲んで寝て

外に出るのは家族と一緒に。

 

体力が落ちていたので

ショッピングモールも一周出来ず

休憩を入れながらでも

辛かったことを覚えています。

 

家族の支えもあり、徐々に眠れる

食べられるようになり体重が増えました。

 

ダイエットしていたわけではないので

みるみる吸収し+7キロ😅

 

体力の回復と共に薬の回数も減りました。

朝夕から寝る前だけ、辛い時だけ

2、3日に1回、1週間に1回…

 

ほとんど飲まなくても普通の生活が

送れるようになるまで半年程でした。

 

社会復帰

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まだ不安はあるものの

そろそろアルバイトをと考えていた矢先

現在の職場の方に声を掛けていただき

勇気を出して受けることに。

 

最初は不安もあり合わない人がいたり

スムーズにはいかなかったと思います。

 

どうしても辛い時には

手元に置いていた薬を飲みました。

 

しかしあまりの効き方に驚くことになります。

 

寝る前に飲んだら翌朝全く体に力が入らず

起き上がれなかったのです。

 

上半身は動かせても全く立ち上がれない。

急遽お休みをいただきましたが

こんなに強い薬を飲んでいたんだ

朝夕飲んでも起きてる時間があったんだ

 と、当時の異常さを自分で

目の当たりにした瞬間でした。

 

薬を飲むことで翌日何も出来なくなると

分かってからは本当に辛い時と

休みの前日が重なる時に服用。

 

全く必要無くなってからは3年が経ちます。

 

予兆

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思えば私は昔からお腹を壊しやすい体質で

思春期からストレスで胃を痛めたり

考え過ぎることがありました。

 

人の目を気にして勝手に

「嫌われているんじゃないか?」

と答えの出ない悩みを抱えていましたし

 

人付き合いが苦手なことで

気軽に相談も出来ない環境に

してしまっていました。

 

そして自分のキャパシティを分かっていなかった

 

あれもこれもやらなきゃいけないのに

出来ない、というストレスも大きかったです。

 

フルタイムで働き

家事も子育てもしてる人がいる。

やれば出来るはずなのに

自分は出来ていない。

 

仕事でも家でも

自分は頑張ってない、怠けてると

追い詰めて居場所を

見失ってしまったのです。

 

治療法

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基本的にはストレスの原因から

離れる事が有効とされています。

 

私は期限付きの休職では何も変わらず

退職してから療養に向き合うことが出来ました。

 

精神安定剤睡眠導入剤も効きますが

適応障害」を治すものではありません。

 

崩れた心身を整えるための補助として

お医者さんと相談しながら

付き合っていくものだと認識しています。

 

「早く仕事しなきゃ!治さなきゃ!」

と思っているうちはずっと辛かったです。

 

誰の為でもなく自分の為に

生活を整えたり好きなことをしたりして

「あ、大丈夫かも!」と思えたときは

やっと解放された気持ちでした。

 

それでもいつまた塞ぎ込むか分かりませんので

現在はまだ仕事を抑えています。

 

来年度からはフルタイムにしますが

そう考えると完全復帰まで5年ですね。

 

自分の心身と相談を長く持ちましたが

自身の性格や健康、人付き合い等

たくさん考えて行動する事が出来たので

この期間があって良かったと思えます。

 

まとめ

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無理をしない、させない。

 

誰もが本当はそうしたいと思っていることを

我慢せずに伝えていくことが大事です。

 

動けなくなる前に

見切りをつけることも検討しましょう。

 

環境を変えるって勇気が要りますが

自分の心、体を一番に考えてくださいね。

 

どこにも行けなくなるのは

辛くてつまらなくて悲しいものです。

 

ゆっくりゆっくり。

 

あなたが主役のあなたの人生が

末永く楽しんで続くように願っています😊

 


 

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